10月6日、郡山のビューホテルで友人たちが「知事抹殺」出版記念の懇親会を開催してくれた。
調整がつかず、平日の日中という時間帯になってしまったにも関わらす、当初450人程度の予定が600人もの方々が集まってくださった。御礼の言葉もない。
事件の後、小さな勉強会ではお話しさせていただく機会は度々あったが、これほどの規模の会は初めてである。
桧枝岐村の星 前村長は、車で4時間もかかろうというのにわざわざ本会のために郡山まで出向かれ、私と一緒に尾瀬国立公園を独立させた苦労話とともに、涙ながらに3年の辛苦を労ってくださった。
皆さんの熱気と、変らぬ支援をエネルギーとし、力の続く限り真実を明らかにするという意を新たにした。
手嶋龍一さん、主任弁護士の宗像先生も多忙なスケジュールの合間をぬって東京からかけてつけてくれた。
手嶋さんとは911事件の解説で一躍人気者になるずっと前、NHK初任地、北海道での記者時代からのお付き合いだからずいぶん長い。彼のハーバード特別留学生時代にはボストンのお宅に家族で招かれたり、親しくさせて頂いている。
著作者としては、私など足元にも及ばぬ大先輩である。今回の出版にあたっては、きっかけを作ってれ、初期の段階からアドバイスをいただいた。
講演にとどまらず、ジャーナリストとして壇上から宗像先生にインタビューを試みたり、参加者にサービスしていたが、理不尽な事件がきっかけだとしても、こうして人の輪が広がるのは意味があることだ。
宗像先生は、私の代わりに多数メディアで鋭い論陣を張っていただいているので紹介の必要もないだろう。
古巣の検察の問題点を指摘いただいた。これは私にとっても宗像先生にとっても、今後のライフワークになるのではないかと考えている。
今回の事件の唯一の証拠と言える坂本証言を偽証として訴える旨を述べたがこれはまた稿を改めて説明しようと思う。
平凡社の下中社長も駆けつけてくれた。版元平凡社さんでは初版分品切れだという。
私の拙い著書を予想外に多くの方々が買ってくださっているという事実を知った。
10月9日には早くも重版ができるとのこと。
事件当初は検察リークによる事実に基づかない記事の濁流に押し流されていたが、今こうして自分の手でまとめた真実が、多くの人の目に触れている。
うれしくも思い、粛然ともする。
平凡社さんのブログ「今日の平凡社」にも記念懇親会の様子を掲載頂いた。
併せてご覧頂きたい。
御来場の皆さん、そして企画・開催してくれた皆、ご多忙の中、ありがとうございました。