知事抹殺

先日、郡山で行われました「知事抹殺」出版記念懇親会につづき
福島県福島市、会津若松市、いわき市で有志の方々による「佐藤栄佐久『知事抹殺』出版記念 励ましのつどい」が開催されます。
各界で活躍中の方にもゲストとして御講演いただきます。

☆いわきのつどい【終了】
12月16日(水)午後1時より
いわき市 パレスいわや
講師:阿部重夫氏(ジャーナリスト・月刊FACTA編集長)
会費:3,000円(本代も含む)


☆福島のつどい【終了】
11月28日(土)午後1時より
福島市 ホテル辰巳屋 8階
講師:手嶋龍一氏(外交ジャーナリスト・作家)
   宗像紀夫氏(主任弁護士・元東京地検特捜部長)
  ◎両講師の熱のこもった講演とともに
  ◎立ち見が出るほどの盛況にて、「福島のつどい」無事終了いたしました。
  ◎御来場の皆様、ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

☆会津のつどい【終了】
12月7日(月)午後2時より
会津若松市 ルネッサンス中の島
講師:神保哲生氏(ビデオジャーナリスト)
   「物言う知事はなぜ失脚させられたのか
    ~メディア構造問題と刑事司法の関係」
   友人としてジャーナリストの下村満子氏も駆けつけてくださいました!
  ◎盛況にて、「会津のつどい」無事終了いたしました。
  ◎御来場の皆様、ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

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2009年10月18日付 熊本日日新聞に手嶋龍一氏による書評が掲載されました。

手嶋氏のサイトでも全文がごらんいただけます。
~手嶋龍一が読む~
正義なき司法の闇語る『知事抹殺-つくられた福島県汚職事件』

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コメント(0) スタッフ

ウェブマガジンJBpress(日本ビジネスプレス)に「知事抹殺」の内容をベースにした
弁護士 郷原信郎氏の本事件分析記事が掲載されました。

どうした!東京地検特捜部
“手柄を焦る”組織の疲弊~福島県知事汚職事件

コメント(0) スタッフ

10月6日、郡山のビューホテルで友人たちが「知事抹殺」出版記念の懇親会を開催してくれた。
調整がつかず、平日の日中という時間帯になってしまったにも関わらす、当初450人程度の予定が600人もの方々が集まってくださった。御礼の言葉もない。

事件の後、小さな勉強会ではお話しさせていただく機会は度々あったが、これほどの規模の会は初めてである。

桧枝岐村の星 前村長は、車で4時間もかかろうというのにわざわざ本会のために郡山まで出向かれ、私と一緒に尾瀬国立公園を独立させた苦労話とともに、涙ながらに3年の辛苦を労ってくださった。

皆さんの熱気と、変らぬ支援をエネルギーとし、力の続く限り真実を明らかにするという意を新たにした。

手嶋龍一さん、主任弁護士の宗像先生も多忙なスケジュールの合間をぬって東京からかけてつけてくれた。

手嶋さんとは911事件の解説で一躍人気者になるずっと前、NHK初任地、北海道での記者時代からのお付き合いだからずいぶん長い。彼のハーバード特別留学生時代にはボストンのお宅に家族で招かれたり、親しくさせて頂いている。

著作者としては、私など足元にも及ばぬ大先輩である。今回の出版にあたっては、きっかけを作ってれ、初期の段階からアドバイスをいただいた。

講演にとどまらず、ジャーナリストとして壇上から宗像先生にインタビューを試みたり、参加者にサービスしていたが、理不尽な事件がきっかけだとしても、こうして人の輪が広がるのは意味があることだ。

宗像先生は、私の代わりに多数メディアで鋭い論陣を張っていただいているので紹介の必要もないだろう。
古巣の検察の問題点を指摘いただいた。これは私にとっても宗像先生にとっても、今後のライフワークになるのではないかと考えている。

今回の事件の唯一の証拠と言える坂本証言を偽証として訴える旨を述べたがこれはまた稿を改めて説明しようと思う。

平凡社の下中社長も駆けつけてくれた。版元平凡社さんでは初版分品切れだという。
私の拙い著書を予想外に多くの方々が買ってくださっているという事実を知った。

10月9日には早くも重版ができるとのこと。

事件当初は検察リークによる事実に基づかない記事の濁流に押し流されていたが、今こうして自分の手でまとめた真実が、多くの人の目に触れている。
うれしくも思い、粛然ともする。

平凡社さんのブログ「今日の平凡社」にも記念懇親会の様子を掲載頂いた。
併せてご覧頂きたい。

御来場の皆さん、そして企画・開催してくれた皆、ご多忙の中、ありがとうございました。

コメント(0) 佐藤栄佐久

「知事抹殺」出版記念会で出席される方へのサイン本に 『耐雪凌霜』 と書いた。

2009年9月27日に福島県知事を辞職してから3年になる。

『国策捜査ではないんですか』
と叫ぶ記者の声を後ろに聞きながら、18年間の幕を閉じるにはあまりに短い記者会見を終え会場を出た。

この3年間はあっという間に過ぎ去った。

30年前、私は参議院議員に立候補して落選、県内 4000集落をこつこつと回っていた。

会津地方の湯川村の旧家で話をしている時に『耐雪凌霜』と揮毫してある古い扁額が目にはいった。聞けば戊辰の戦争の際、撤退する侍に宿を提供したお礼に書いてもらったものだと言う。
郡上八幡の援軍が戊辰の時会津に来て、その隊の名前が『凌霜隊』だったと後で知った。
その一人が書いたのではないかと推察する。

私は浪人中の自分の気持ちにぴったりの言葉として色紙等に揮毫していた。

この3年間も同じ気持ちだった。

あり得ない事実で起訴、私の最も嫌う人物像に仕立て上げられ、そして、一審で証拠は吟味されず、有罪判決が出た。執行猶予がつき、追徴金もない。
裁判官は検察のいい加減な調書を踏まえた大岡裁きのつもりだったのだろう。

しかし、有罪だ。事実がなかったことは私が一番よく知っている。

私がこの理不尽な判決に声を上げず、政治家はどんなに清廉に見えても、所詮、皆金銭が絡んで汚い者だというステレオタイプを許してしまえば、日本という国は虚無主義に陥る

そのような近親者の言葉に、私は戦いの継続を決めた。

無私を政治信条とする私を県民も理解し、支持してくれてきた。
ここで終ることは、18年間、そして今も支持してくれる人々への裏切りになる。

法廷での戦いは2つ目のラウンドを終え、今この原稿を書いている時点で、控訴審の判決を待っている。

そして、拙著「知事抹殺」を出版し、この事件は一体何なのか、という事実を世に問うた。
沢山の方が出版記念会に出席してくれる。早速読んでくれた友人が手紙をくれた。

『耐雪凌霜』の気持ちで私とともにじっと堪え、
支援してくださっていた事は、言葉にできないほどありがたい。

皆様に、この場で改めて御礼を申し上げます。

戦いは現在進行形だ。
全てを失った私の新たな足場として、ここにブログを開設させていただくことにした。
拙い文ではあるが、拙著に引き続き、この場で私の考えと事実を綴っていこうと思う。

コメント(1) 佐藤栄佐久

総合情報誌 月刊FACTA 10月号に書評が掲載されました。
同号には関連記事も併せて掲載されています。

「国策捜査」に被告の前知事が異議

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