著作

知事抹殺 佐藤栄佐久

「知事抹殺 つくられた福島県汚職事件」
平凡社刊

私はなぜ殺されたのか。
原発、地方分権をめぐって霞が関と闘ってきた剛腕知事が
東京地検特捜部に無実の罪を着せられて
すべてを失うまで。【帯コピーより】

■神保哲生氏、下村満子氏の講演音声をアップしました

大変時間がたってしまいましたが、昨年12月、会津の「知事抹殺」出版記念で行われた神保哲生氏、下村満子氏の講演をアップいたしました。

メディア、ジャーナリズムの体質と倫理が遡上にあがって久しいですが、
気鋭のジャーナリストお二人のお話はジャーナリストの職業倫理と矜持が感じられる価値の高いものだと考えますので共有させていただきます。
・下記のリンクをクリックいただくとWindows Media Playerがたちあがります。

★神保哲生氏
 ・講演【前半】35分37秒
 ・講演【後半】34分04秒

★下村満子氏
 ・講演 24分32秒

講師のお二方に、改めて御礼申し上げます。

スタッフ

■手嶋龍一氏・宗像主任弁護士の講演音声をアップしました。

少し時間が経ってしまいましたが、昨年10月に郡山で行われた「知事抹殺」出版記念懇親会の講演音声をアップいたしました。
・下記のリンクをクリックいただくとWindows Media Playerがたちあがります。

★手嶋龍一氏による講演
※申し訳ありません冒頭が少しきれてしまっております。

★宗像主任弁護士による講演
※本講演は二審判決前に行われたものです。
 高裁判決において検察の問題とした土地の取引額は妥当であり、賄賂額は0円であると認定されています。



手嶋氏の激励と、宗像弁護士の熱のこもった意気込みをぜひお聞きください。
スタッフ

■橋本大二郎氏による書評を掲載させていただきます。

橋本大二郎氏の書評が先日、共同通信社より一部地方を除く地方紙に配信されました。
御厚意により、全文転載させていただきます。
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佐藤栄佐久著「知事抹殺」

 著者とは、15年近くにわたって、全国知事会で席を同じくした。
 国の原子力政策を批判し、分権なき道州制のもくろみに、
 鋭く立ち向かっていた姿が思い出される。

 本書にも、原発の核燃料税を、条例の改正によって引き上げることを
 てこに、原子力政策の透明化と、
 原発が立地する自治体の発言力の確保を国に迫っていく過程が描かれている。

 その闘う知事が、ダムの発注をめぐる汚職事件で逮捕され、係争中だ。
 国と激しく戦った結果、国にしっぺ返しを受けたというのが、著者の思いだ。
 
 自らの経験から考えても、入札制度の改革と情報公開が進む中、
 あからさまな「天の声」で、入札業者が決まることは、通常起こり得ない。

 ただ、業界内の談合で決まった落札予定者が確実に入札に参加できるよう、
 入札の条件を工夫する余地は、行政の側に残されている。
 そこに、業界の意を体した、「天の声」が介在し得るわけだが、本件でも、
 検察側の主張は、こうした組み立てになっている。

 では、この業界は、なぜ談合の習慣から抜けきれないのか。それは、その方が、
 技術力やコスト削減の努力で競争するよりも楽だし、
 それが、多くの同業者が生き残るための、必要悪だと割り切っているからだ。
 そうなると、制度を改めるだけでは根は断てない。

 だからこそ、首長は、周りの者が「天の声」の仕掛けに組み込まれないように、
 いつも目を配っておく必要がある。
 著者の弟が、その役割を担った形の本件では、
 そこに、首長としての手抜かりがあったことが読み取れる。

 一連の記述は、公共事業の裏側や、取調室の緊迫感をかいま見る上でも、
 貴重な証言だ。だが、法律的には判断が難しい。
 著者も、この事件に、裁判員制度が適用されればどうなるか
 と投げかけているが、
 その意味では、自分が裁判員になったつもりで、本書を読んでみるのも面白い。 
 
(橋本大二郎・前高知県知事)

スタッフ

■熊本日日新聞に手嶋龍一氏による書評が掲載されました

2009年10月18日付 熊本日日新聞に手嶋龍一氏による書評が掲載されました。

手嶋氏のサイトでも全文がごらんいただけます。
~手嶋龍一が読む~
正義なき司法の闇語る『知事抹殺-つくられた福島県汚職事件』

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スタッフ

■JBpressに郷原信郎氏による分析記事が掲載されました。

ウェブマガジンJBpress(日本ビジネスプレス)に「知事抹殺」の内容をベースにした
弁護士 郷原信郎氏の本事件分析記事が掲載されました。

どうした!東京地検特捜部
“手柄を焦る”組織の疲弊~福島県知事汚職事件

スタッフ

■月刊FACTA 10月号に書評が掲載されました。

総合情報誌 月刊FACTA 10月号に書評が掲載されました。
同号には関連記事も併せて掲載されています。

「国策捜査」に被告の前知事が異議

スタッフ