お知らせ

tokyoshinbun20140125.gif


取材記者の方の許諾により転載させていただきます。
※クリックで拡大します。

コメント(0) スタッフ

福島県による退職金返納命令、および県議会の異議棄却答申を受け、12月17日に県庁で行った記者会見資料を掲載します。


12月16日福島県議会総務委員会は、私が申し立てました「退職手当返納命令に関する異議申し立て」について棄却する決定をいたしました。これを受けて、議会にこの件をはかった福島県知事も、同じ決定をなすものと思われます。

福島県が求めているのは、私が福島県知事であった3期目と4期目の退職手当、合計7726万6700円を県に返すことです。

その理由について、県はこのように説明しています。

【1】3期目の2000年1月7日、私が知事室で当時の土木部長に対して、ダム工事の受注について建設会社の名を挙げ、いわゆる「天の声」を発して建設会社に便宜を図ったから。

【2】4期目の2004年に私の弟が経営する会社・工場の敷地が、別の建設会社に売却されることによって、土地をお金に換える「換金の利益の供与」を受けたから。

確かに、私は東京地検特捜部に収賄の罪で逮捕・起訴され、懲役2年、執行猶予4年の刑が確定しております。

しかし、この罪は、私の身にまったく覚えのないものであり、冤罪であります。私はこのような、福島県民の皆様を裏切るような犯罪は、誓って犯しておりません。

突然、東京地検特捜部に逮捕され、世間から隔絶された東京拘置所の独房で、こう聞かされました。

「私の親しい人、支持してくれる人たちが軒並み東京に呼び出され、厳しい取り調べに苦しんでいる」。

私さえ嘘の罪を認めて皆が楽になるならと、一度は虚偽の自白をいたしました。しかし、それは結果として大きな間違いでした。

私は真実を曲げることはできないと、裁判からは一貫して無実を主張してまいりました。
東京地裁・東京高裁・最高裁と、5年以上にわたって、法廷で無実を勝ち取るために闘ってきましたが、その過程で、おかしなことがいろいろと明らかになりました。

ここでは一つ一つそれを申し上げることはいたしません。

しかし、ひとこと反論するならば、県が退職手当返納の根拠としている【1】の「天の声」について、私がそれを発したとされる2000年1月7日、この日は一日中会議で常時県職員たちと共に過ごしており、事実として起こり得ないことが、東京高裁の法廷で明らかになっております。

また、【2】の、弟の会社の土地売却についても、高裁判決のいう「換価の利益」は、そもそも山の中のような価値のない、売れない土地を賄賂のために買ってやる、という意味であるところ、問題の土地は転売されるごとに商用地として利益を生んでおり、賄賂には当たらないことがはっきりしました。

東京高裁の判決は、こうでした。

「収賄罪は有罪、しかし、賄賂はゼロ円」。

これは、奇妙な判決です。東京地検特捜部のずさんな捜査、それをごまかすために捏造した犯罪、自白の強要。

東京高裁の裁判長は「特捜部の顔を立ててけんか両成敗にするから、もうやめろ」と言わんばかりの判決を投げてよこし、それが最高裁でもそのまま通ってしまったのです。

そのすぐ後、大阪地検特捜部の郵便不正事件のフロッピーディスクの証拠捏造が発覚し、特捜検察は崩壊しました。その当事者たちの中には、私の事件を担当した検事や、指示を出していた検察幹部が含まれていました。

福島県民の皆さん。
私にもし、やましいところが少しでもあるなら、このような場で言い訳をするなどということは、恥だと思います。

しかし、私は無実です。

私の退職手当については、私が5期18年半にわたって県民の皆さんの安全のため、健康のために、漁業・農業、また経済を支える中小企業を思い、また観光のために、福島県の比類ない美しさと価値を高めるために、奮闘してきた正当な物だと考えています。

いま、私は県からいわれのない退職手当返納命令を突き付けられておりますが、私は、私の誇りをかけて闘います。

福島県民の皆さん。
どうか、私のこの思いをご理解いただきたく、お願い申し上げます。

ありがとうございました。

2013/12/17

コメント(9) スタッフ

tokyoshinbun20131126.gif
取材記者の方の許諾により転載させていただきます。
※クリックで拡大します。

コメント(0) スタッフ

■予告:「地方の未来(仮)」準備中
 「『フクシマ』論」著者 開沼博さんとの対論 「地方の未来(仮)」が10月下旬 青土社より刊行予定です。

■9月1日(木)共著「原子力村の大罪」発売されました。
既刊の「知事抹殺」・「福島原発の真実」、飯田哲也さん、河野太郎さんとの共著「『原子力ムラ』を超えて―ポスト福島のエネルギー政策」も是非ご覧ください。

■9月4日(日)講演会 「これからの原子力政策に必要なこと~福島原発の真実を語る」
  @岩瀬書店 八木田店プラスゲオ 2階 会議室 15時~
  〒960-8164 福島県福島市八木田字並柳163-1

 講演会の終了後、著書サイン会を行います。

■9月8日(木)雑誌 『世界』2011年10月号
 「真の敵を見誤ってはいけない──うつくしま、福島をあきらめない」掲載されました。

コメント(3) スタッフ

■8月5日(金)『知事抹殺』の真相は?!
堤堯(文藝春秋・元編集長 )が佐藤栄佐久(前福島県知事) に聞く!

ニコニコ生放送:シアター・テレビジョンpresents 堤堯 監修・出演『著者に聞く』第1回 に出演しました。

■8月6日(土)「第一回 松川浦の未来を語るゼミナール」
特定非営利活動法人 フー太郎の森基金主催「松川浦の未来を語るゼミナール」にて講演をさせていただきました。
【当日の様子】
SomaniaTV Ustream のアーカイブ


■8月11日(木)Image.Fukushima 映画&トーク:佐藤栄佐久×開沼博
  @フォーラム福島 FORUM5
   〒960-8051 福島市曽根田町6-4

8月10日(水)~14(日)に行われる映画上映&トーク・プロジェクト Image.Fukushima のイベントVol.1の2日目、映画上映後、
気鋭の社会学者 開沼博さんとトークさせていただきます。
詳しいスケジュールはImage.Fukushima公式サイトをご覧ください。

imagefukushima.jpg

■8月13日(土)横須賀市脱原発議連主催
公開研修会「原発推進社会はいかにして作られたか?」

  @ヴェルクよこすか6階ホール 14時~16時
  〒238-0006 横須賀市日の出町1-5

ジャーナリストの上杉隆さんとともに講演・そのあと、脱原発議連の方々も交えトークセッションさせていただきます。
【当日の様子】
主催の脱原発議連の一人 藤野英明横須賀市議のサイトより
同氏 Ustream の講演アーカイブ

■8月20日(土)雑誌 『Actio』 2011年9月号
 「シンポジウム ふくしま原発40 年とわたしたちの未来」 佐藤栄佐久・飯田哲也・澤井正子・佐藤和良掲載されました。

■8月23日(火)第9回 全国地方議員交流会にて講演

■8月25日(木)「メモリアルウィーク in 小田原」にて講演
8月20日~26日に行われる
IWJ主催「メモリアルウィーク in 小田原 ~記憶にとどめる夏・記憶に残る夏休み 」において、
8月25日(木)15:00~ 講演させていただきます。

【当日の様子】
IWJ Ustream アーカイブより


■8月27日(土)スローフード福島「福島の現状を語る会」意見交換会@フォレストパークあだたら
8月27日(土)14:00~
スローフード福島 「福島の現状を語る会」意見交換会にてお話させていただきます。
どなたでも参加可能とのことです。


コメント(1) スタッフ

revealed2.jpgお待たせいたしました。平凡社新書より「福島原発の真実」発売中です

以下、目次のご紹介です
プロローグ 福島が壊れる
第1章 事故は隠されていた
炭鉱の廃坑に不法投棄/福島と原子力の火/選挙と原発/自治体は関与できない原発政策/県民に対する二重の裏切り


第2章 まぼろしの核燃料サイクル
目的と手段が逆転した原発誘致/「もんじゅ」ナトリウム漏れ事故/「鉄のトライアングル」/三県知事に絞って政府に申し入れ/プルサーマル実施方針が伝えられる/核燃料サイクル懇話会と民主主義/全国初のプルサーマル事前承認

第3章 安全神話の失墜
JOC臨界事故/高浜原発のMOX燃料データ捏造/プルサーマル延期が決定/電力自由化と東京電力/過疎と「平成の大合併」

第4章 核燃料税の攻防
東電、発電所新規建設をすべて凍結表明/経産省内の電力自由化構想/「物わかりの悪い田舎の知事」/核燃料税引き上げの構想/「福島県はとんでもない県ですね」/「訴訟もひとつの選択肢」

第5章 国との全面対決
チラシ配りをするエネ庁課長/「エネルギー政策検討会」設置/「プルサーマルは力ずくで進める」/政策決定プロセスにおける情報公開/国民の声は反映されているか/原子力政策最大の問題点/タコツボと化している原子力委員会/原発推進は国民に対して説得力をもつのか/「原発はコストが一番安い」というまやかし/電力自由化のなかで原発は成り立つか/高経年化対策/プルトニウムバランスはとられているか/原発は地域振興になっていない/「なんで勉強会にあんな人間を呼ぶのか」/石原都知事の暴言/失望させられた原子力委員会の回答/自民党県連の申し入れ

第6章 握りつぶされた内部告発
突然のファックス/国こそが本物のムジナ/“警官と泥棒が一緒に”/原発立地自治体が東電に抗議文/東電幹部総退陣/東電という組織の病根/「中間とりまとめ」の発表/国への最後通牒/核燃料税条例改正に総務相が同意/思わず出た原子力委員会の本音/自民党本部に乗り込む

第7章 大停電が来る
福島県の「無力感」/「東京」の本音/第一原発6号機再稼動に「了」/情報公開はどこまで

第8章 「日本病」と原発政策
美浜原発で四人が死亡/スケジュールありきの原発政策/原発政策に民主主義のプロセスを/速度をあげる原子力政策/プルサーマルは福島で実施しないことを再確認/原子力安全委員が抗議の辞任

第9章 止まらない内部告発
県に続々寄せられる内部告発/「福島のトゲを抜け」/知事失脚

エピローグ 嘘を超えての再生
知事辞職後、放置された諸問題/原発事故の「元凶」/また発覚した保安院の「嘘」/ 「嘘」を超えて、リーダーシップを発揮できるか

コメント(9) スタッフ

【NEW】■7月13日(水)
  @衆議院第1議員会館大会議室 17時〜19時
  エネシフジャパン 第8回勉強会「福島原発の真実」
  にて講演させていただきます。

■7月18日(月:祝日)
 3月26日に開催される予定だった
 「ハイロアクション 福島原発40年」のオープニングイベント
 「ふくしま原発40年とわたしたちの未来 ~3.11原発震災を超えて~」
がいわき市小名浜市民会館にて行われます。

 当初の予定通り、講演・パネルディスカッションに参加させていただきます。

■7月23日演劇ユニット トレランス公演 @紀伊国屋ホール
「アセンション日本」作・演出 上杉祥三氏
終演後のトークショーにゲスト出演します。
詳細はトレランスのページをご覧ください。

23日の佐藤栄佐久以外にも各日素敵なゲストがいらっしゃいますので是非足をお運びいただければ幸いです。

■7月6日(水)7時~
 文化放送「ソコダイジナトコ」
 上杉隆さんのコーナーに出演しました。

■7月3日(日)13時~
 「原発の今…立ち止まって考える」
 をテーマに
 ホテル福島グリーンパレスにて講演をさせていただきます。(脱原発福島県民会議 主催)

■5月15日(日)ロフトプラスワンでの飯田哲也氏+河野太郎氏とのトークライブの様子はISEPのUSTREAMにてご覧いただけます。
前半 / 後半
■5月14日(土)愛川欽也のパックインジャーナルに出演しました。
「福島原発反対で辞めさせられた前知事佐藤さんから話を聞こう」
動画はオンラインでも見られるようです。


【雑誌新聞等掲載】
◆TV Bros 5月28日号
 リメンバー福島
 2011年5月25日発売
月刊宝島 2011年7月号
 佐藤栄佐久が激白・161件もあった福島原発事故!
 2011年5月25日発売
◆冤罪ファイル №13
 2011年5月26日発売

※過去の取材掲載記事・出演はこちらです

コメント(5) スタッフ

■5月13日(金)18:30よりアジア記者クラブ主催の講演会にてお話させていただきます。
 「『福島原発の事故は人災だ』 私の逮捕も含めて全てを語ろう 」
場所、参加費など詳細はアジア記者クラブのサイトをご覧ください。(4/25更新)

■5月15日(日)ロフトプラスワンにて飯田哲也氏+河野太郎氏のトークライブに参加が決定しました。詳細はロフトプラスワン5月のスケジュールをご覧ください。(4/18更新)


『知事抹殺』(平凡社)オンライン、書店にて購入が可能になりました。
大変お待たせいたしました。
本書では憶測や推測を排し、事実を記述しております。
ぜひ、ご一読いただければ幸いです。(4/15更新)
■Amazon.co.jp
■オンライン書店ビーケーワン


近く、佐藤栄佐久本人の記事をアップさせていただきますが、取り急ぎ、現在取材を受け掲載されているメディアを下記に挙げさせていただきます。(4/25更新)

【オンライン閲覧可能な出演・記事】
外国人特派員協会記者会見:VideoNews.com
 通訳部分を除いたダイジェスト版:FACTAonline
 2011年4月18日
The Japan Times
 Ex-governor blasts Tepco's cozy ties
 Thursday, April 7, 2011
 By JUN HONGO

時事ドットコム
 特集:原発事故は人災
PJニュース
 「『経産省から保安院の分離』は遅すぎた」
 2011年04月12日 高橋 健太郎
The Journal:金平茂紀の「茫界偏視」
 内部告発者を東電に通報していた保安院
 2011年4月 8日
ビデオニュース
 マル激トーク・オン・ディマンド 第518回(2011年03月18日)
 日本の何が揺らいでいるのか
岩上安身氏インタビュー
 2011年3月20日
毎日新聞
 福島原発:「天災ではない」
 2011年4月4日 岩佐淳士、松本惇
The Wall Street Journal
 原子力監督機関と電力会社は一心同体
 2011年 3月 28日 17:52 JST
 記者: Yuka Hayashi

Le Monde
 Eisaku Sato, ex-gouverneur de la prefecture de Fukushima
 "La catastrophe actuelle a ete provoquee par l'imprudence des hommes"
 28.03.11
 Propos recueillis par Philippe Pons

The New York Times
 Japan Extended Reactor’s Life, Despite Warning
 By HIROKO TABUCHI, NORIMITSU ONISHI and KEN BELSON
 Published: March 21, 2011

【雑誌新聞等掲載】
◆北海道新聞【NEW】
 原発は麻薬 財政圧迫・国策破綻 事故は人災
 島田 季一 2011年4月24日
週刊金曜日 2011年4月22日 844号【NEW】
 「原子力政策全体の体質・体制が問題」
月刊FACTA 2011年5月号
 原発への危惧が的中 天仰ぐ「冤罪」前知事
週刊東洋経済 2011年4月23日号
 「県民は国と東電に裏切られ続けてきた」
財界ふくしま 5月号
 「相手は国だ。間違えるな」
週刊ダイヤモンド 2011年4月16日号
 「安全を信じ込ませた国も東電も責任を持て」
週刊朝日 2011年4月8日増大号
 「国民を欺いた国の責任をただせ」
週刊エコノミスト 2011年4月5日特大号
 インタビュー「原発事故は起こるべくして起こった」
サンデー毎日 2011年4月3日号
 ◇私に寄せられた内部告発の中身 
 「原発政策、政治家は関与できず霞が関の独裁だ」
週刊文春 3月31日号

コメント(27) スタッフ

■■地震と津波の影響により本イベントは延期となりました■■

「ハイロアクション 福島原発40年」のオープニングイベント「ふくしま原発40年とわたしたちの未来」に参加いたします。

3月26日(土)@湯本温泉いわき市健康福祉プラザゆったり館
第1部 全国市民交流会「ふくしま原発の40年~原子力の夢と核廃棄物」
にて
「原発と地方自治」
というテーマで講演させていただきます。

3月27日(日)@いわき市文化センター
第3部:シンポジウム「ふくしま原発とわたしたちの未来」
では飯田哲也さんの講演に続き、飯田さん、澤井正子さんと
パネルディスカッションをさせていただきます。

時間、参加費用等詳細は
「ハイロアクション 福島原発40年」のサイトをご覧ください。

お会いできるのを楽しみにしております。

コメント(20) スタッフ

1月22日にカンベンガ・マリールイーズさんと対談させていただきます。

■ 「平和を創る!」
 佐藤栄佐久&マリールイーズ対談

 ・日時: 2011年1月22日(土)13:00~16:00
 ・会場: 福島県教育会館 大ホール
     福島県福島市上浜町10-38 
 ・参加費: 500円
 ・主催:ふくしま WAWAWA -環・話・和-の会
     連絡先:080-5563-4516 (佐々木慶子)

マリールイーズさんは1993年、ルワンダから青年海外協力隊現地協力員として研修のため1年弱、福島県に滞在されました。それからルワンダ帰国直後に勃発した激しい内戦と虐殺を家族で奇跡的に逃れ、また福島県にたどり着きます。

知事だった私の元には、滞在期間も切れ、現状日本では難民として摘要できる法律がないので、帰国させるしかない、という報告がきました。

わたしの政治信条の原点には、ナチズムに対する深い嫌悪感があります。特に虐殺は許されざる行為であると。
ですから、帰国したら、そのまま殺されてしまう可能性が非常に高い状況の母国に帰すわけにはいかない、と瞬時に思いました。
「帰してはならない」
とだけ指示を出したことを覚えています。

その後、県の職員の折衝、外務省の配慮をいただき、マリールイーズさんは福島県にとどまることが出来ました。

ルワンダという国はほとんどの方は、あまりご存じないのではないでしょうか。
また、知っている方も、虐殺の国という印象をお持ちではないでしょうか。

マリールイーズさんは、教育の充実こそ悲劇を繰り返さないための要諦と考え、母国に学校を建設される傍ら、「内戦」を超えてルワンダの国と文化の魅力を伝え、日本とルワンダの橋渡しをされる活動を行っています。

平和と教育の大切さについて、お話できることを楽しみにしております。

ぜひお越しください。

コメント(0) 佐藤栄佐久
1  2  3